2020-07

バドミントンニュース

「もう一度、頑張ろうと思えた」 高校生の心を動かした陸上・寺田明日香のエール

「もう一度、頑張ろうと思えた」 高校生の心を動かした陸上・寺田明日香のエール

 陸上女子100メートル障害日本記録保持者の寺田明日香(パソナグループ)が6日、「インハイ.tv」と全国高体連が「明日へのエールプロジェクト」の一環として展開する「オンラインエール授業」に登場。インターハイが中止となった全国の陸上部員に向けて授業を行った。一度は引退し、結婚・出産、他競技転向を経た異色のスプリンターの言葉は、高校生の心を動かした。

 寺田が登場した「オンラインエール授業」はインターハイ実施30競技の部活に励む高校生をトップ選手らが激励し、「いまとこれから」を話し合おうという企画。ボクシングの村田諒太、バドミントンの福島由紀と廣田彩花、バレーボールの大山加奈さん、サッカーの仲川輝人、長谷川唯、テニスの杉山愛さんら、現役、OBのアスリートが各部活の生徒たちを対象に講師を務めてきた。

 第14回の“夢授業”に登壇したのが、陸上の現役日本記録保持者だった。「みんな、今日は学校終わった? 部活は休み? 私も緊張しているけど、ぜひ仲良くなって、いろんなことを話せたらいいなと思います」。授業開始の午後5時過ぎ。オンライン上に現れた寺田が持ち前の明るさで声をかけると、画面に並んでいた少し硬かった高校生の顔が自然と和らいだ。

「私の高校時代は部活の仲間と衝突することもありました。リレーメンバーと『ここは何足長(そくちょう)で出てよ』とか『みんな、練習手を抜いてるんじゃない?』とか。でも、ぶつかり合う時はあったけど、高校生の時に力を合わせた仲間とは仲良しになれて、私も今は家庭を持っているけど、集まるとインターハイとか高校時代の話で盛り上がったりしています」

 冒頭で語ったのは、恵庭北(北海道)時代の思い出。当時の目標は「インターハイで、みんなと優勝すること」。それだけ、本気で陸上と向き合っていたから、絆が芽生えた。仲間と切磋琢磨し、インターハイでは100メートル障害3連覇、3年時は100メートル、100メートル障害、400メートルリレーの3冠を達成し、高校陸上界で一躍、その名を轟かせた。

 しかし、卒業後の人生に生きているのは結果ばかりじゃない。寺田は懐かしそうに当時を振り返る。

「仲間と過ごす中で、この子はどういう風に思っているのか、私はどういう声かけしたらいいのかという、一緒に努力するから分かる人とのつながり、コミュニケーションの取り方はもちろん、自分が苦しい時にどう頑張るかというのは陸上競技を通して得たもの。あとは陸上を通じていろんな場所に行けたので、その地域でできたつながりは今も大切な宝物になっています」

「0.01秒でも速く」を求め、努力した過程で手にしたのは、30歳になってもかけがえのない財産だった。次ページは:高校生に問いかけ「モチベーションが下がることを悪いことだと思ってない?」

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「怖がりは悪いことじゃない」 体操金メダリスト塚原直也が高校生に授けたエール

「怖がりは悪いことじゃない」 体操金メダリスト塚原直也が高校生に授けたエール

 体操のアテネ五輪団体金メダリスト・塚原直也さんが3日に「インハイ.tv」と全国高体連が「明日へのエールプロジェクト」の一環として展開する「オンラインエール授業」に登場。インターハイが中止となった全国の体操部20人に向けて授業を行い、技術、メンタルなどのアドバイスを送ったほか、「コロナにも自分にも負けないで」と思いを届けた。

 塚原さんが登場した「オンラインエール授業」はインターハイ実施30競技の部活に励む高校生をトップ選手らが激励し、「いまとこれから」を話し合おうという企画。ボクシングの村田諒太、バドミントンの福島由紀と廣田彩花、バレーボールの大山加奈さん、サッカーの仲川輝人、佐々木則夫さんら、現役、OBのアスリートが各部活の生徒たちを対象に講師を務めてきた。

 第13回を迎えた“夢授業”に登壇したのが、アテネ五輪団体金メダリストの一人、塚原さんだった。本格的に体操を始めたのは10歳。キャリアの土台を築いたのが、明大中野(東京)で過ごした高校時代だ。個人総合で2連覇を達成。「練習漬けの日々。1日7~8時間くらい練習する毎日だった」と3年間を振り返る。

 父は「ムーンサルト(月面宙返り)」の生みの親で、ミュンヘン、モントリオールで五輪金メダルを獲得した光男さん。そんな影響もあって「体操を始める時に五輪の金メダルを目標にした」と塚原さん。「高校ではインターハイの目標が大きく、父もしていた個人総合2連覇を達成したいと思って頑張っていた」といい、偉大な父を追いかけるようにして実際にV2を果たした。

「そこが自分の(体操人生の)デビュー戦みたいなもので、その頃に(五輪金メダル7個を獲得した)ニコライ・アンドレアノフコーチに出会って、指導を受けると一気に成績が出て、大きな自信がついた。自分もやっていけるんだなって」

 当時の振り返りに続き、行われたのが質疑応答だった。技術、メンタル、人生という3つの項目に分け、男女体操部員の質問に塚原さんが答えた。

――高校時代はどういう筋力トレーニングをしていましたか?

「実は、筋トレはほとんどしなかった。練習が筋トレになっていたし、筋トレをしてしまうと余計な筋肉がついて重くなる。なるべく自然な筋肉つけたいと、6種目の演技を繰り返し、筋力、持久力を高めていった。それはアンドレアノフコーチの指導の一環でロシア式。腕立て伏せとか、一般的なトレーニングは多少したけど、1日1試合分こなすことで、どんどん強くなっていった」

――自分は怖がりで、新しい技に挑戦する時に周りに後れを取ってしまいます。新しい技に挑戦する時のメンタルはどんな風に持てばいいですか?

「怖がりということは悪いことじゃない。慎重に物事を進めていくのは今後に必要な能力だから。まず、新しい技はいきなりやると、誰でも怖い。自分が恐怖でギリギリできないレベルじゃなく、補助についてもらったり、挑戦できるくらいの柔らかいマットを敷いたり、工夫が足らないとできない。徐々に難しい技に挑戦していくことが早く上達するコツだと思う」次ページは:目標を失った高校生の思い「体操で学んだことを生かして立派な社会人に」

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痩せたい人あるある なぜ、ダイエットグッズは買うと満足してしまうのか

痩せたい人あるある なぜ、ダイエットグッズは買うと満足してしまうのか

 忙しい大人向けの健康術を指南する「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画」。多くのアスリートを手掛けるフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏がビジネスパーソン向けの健康増進や体作りのアドバイスを送る。

【画像解説】中野氏が指南! 雨の日に最適、自宅でできる“ランニング代替エクササイズ”はこちら

 今回のテーマは、中野氏のもとに届いた女性の質問から。痩せたいという人が、なぜダイエットグッズを買っただけで満足してしまうのか。そもそも、なぜ「物を買う」に走ってしまうのかを分析。その上で、そんな人に向けて優しくメッセージを届けた。

 ◇ ◇ ◇

「ダイエットを始めたい」という女性から、ちょっと面白い質問が届きました。

 外出自粛と自宅勤務期間の3か月間で、体重が4kgも増えてしまった、というこの女性。運動しながら痩せたい、と友人に話すと、「最近、流行っている」と“縄跳びダイエット”を勧められたそうです。「すぐに体重が落ちるらしいし、何よりマンションの裏の公園でいつでもできる」と考え、縄跳びを即購入。ところが、「やっぱりいい大人が公園で縄跳びをするのは、うまく跳べないかもしれないし恥ずかしい。それに『やろう!』と思った日に限って、忙しかったり雨が降ったりで、三日坊主どころか、結局1回も跳んでいない」という話でした。

 本題に入る前に一つ。この女性は縄跳びが始められない理由に「大人だから失敗すると恥ずかしい」と言っています。実はダイエットが続かない、始められない理由を伺うと、このような理由を言われる方は少なくありません。「ランに興味はあるけれど、少し走るだけで息切れするから恥ずかしい」「水泳は痩せそうだけど、うまく泳げないとみっともない」「太っているとウェアを着るのも恥ずかしいから、ちょっと痩せてから外で運動したい」などなど。

 でも、こんなことを言っていたら、どんな運動も一向に始められませんよね? どうしても「大人だから恥ずかしい」「ムリ」という気持ちが壁になる方は、是非、ウォーキングから始めてみてください。どんな運動初心者でも、歩く動作には特別な技術はいりません。それにウェアを着るのも恥ずかしい、という方でも普段着のまま、散歩のついで、通勤のついでにもできますよ!

 さて、「せっかく買った縄跳びだし、やる気になる方法を教えてほしい」というこの女性。聞けば、以前から「ダンベルは必須と言われて買ったけど、一度も使っていない」「モデルがバランスボールで体幹トレーニングをしていたから使ってみたけれど、結局、続かなくて友達に譲ってしまった」など、あれこれグッズは買うものの、トレーニングが続いたためしがないようです。この話を聞いて「面白いなあ」と感じたのは、いつも「物を買う」という行動に移す点です。例えば、家にスニーカーさえあれば、ウォーキングであれば思い立ったらすぐにでもできるのに、です。

 グッズを手に入れたけどやらない、というのは、本を買う行動と一緒です。「読もう」「勉強しよう」と思って購入したのに、一度も開かないまま本棚に収まっている本や参考書、ありませんか? トレーニンググッズもそれと同じ。「買った」という行動を起こしたことで安心し、使ってもいない、成果も出ていないのに「やったような感覚」になり、満足して終わってしまうのです。次ページは:どうして「物を買う」という方向に走ってしまう?

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今日の誕生日は誰だ! 7月5日は、今夏移籍も?闘志溢れるクロアチア代表DFのバースデー

今日の誕生日は誰だ! 7月5日は、今夏移籍も?闘志溢れるクロアチア代表DFのバースデー

◆デヤン・ロブレン

【Profile】

国籍:クロアチア

所属チーム:リバプール

誕生日:1989年7月5日

ポジション:DF

身長:188㎝

体重:84㎏

『今日の誕生日は誰だ!』 7月5日は、リバプールのクロアチア代表DFデヤン・ロブレンだ。

母国のカルロヴァツで育成されたロブレンは、強豪ディナモ・ザグレブの下部組織に移ると、2006年にプロデビュー。その後、フランスの名門リヨンを経て2013年夏に移籍したサウサンプトンでは、日本代表DF吉田麻也とも共にプレーした。そのプレーぶりが評価されたロブレンは、2014年夏にリバプールに移籍。好不調の波の激しさを指摘されながらも、激しいレギュラー争いに身を投じている。

しかし、リバプールのセンターバックは今や世界最高のDFと称されるオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクが一角を占めるため、そのポジション争いはより厳しいものとなっている。今シーズンも公式戦15試合に出場し1ゴール1アシスト。プレミアリーグも10試合の出場に留まっている。

ロブレンとリバプールの契約期間は2021年6月までとなっており、今夏の動向に注目が集まっている。

※誕生日が同じ主な著名人

犬飼基昭(第11代日本サッカー協会会長)

ジャンフランコ・ゾラ(元サッカー選手)

エルナン・クレスポ(元サッカー選手)

ヌーノ・ゴメス(元サッカー選手)

アルベルト・ジラルディーノ(元サッカー選手)

ジョバンニ・シメオネ(サッカー選手/カリアリ)

アルベルト・モレノ(サッカー選手/ビジャレアル)

チャーリー・オースティン(サッカー選手/WBA)

長谷川悠(サッカー選手/ウロンゴン・オリンピックFC)

阿部浩之(サッカー選手/名古屋グランパス)

ポール・スミス(ファッションデザイナー)

ニック・オマリー(歌手/アークティック・モンキーズ)

野田洋次郎(歌手/RADWIMPS)

杉山愛(テニス選手)

小椋久美子(バドミントン選手)

ワッキー(お笑い芸人/ペナルティ)

小杉竜一(お笑い芸人/ブラックマヨネーズ)超WORLDサッカー!

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「女優さんかと思った」「カッコいいー!」潮田玲子が披露した“イケてるサングラス姿”にファン大絶賛!

「女優さんかと思った」「カッコいいー!」潮田玲子が披露した“イケてるサングラス姿”にファン大絶賛!

「オグシオ」コンビとして全日本選手権を5連覇し、2008年北京五輪でも活躍したバドミントン元日本代表の潮田玲子さんが、自身のインスタグラム(@reikoshiota)で“イケてるサングラス姿”を披露。ファンの間で「女優さんかと思った」「カッコいいー!」と反響を呼んでいる。

【画像】「女優さんかと思った」と話題の潮田さんの“サングラス姿“はこちら!

 潮田さんは、雑誌のタイアップ広告ページに登場したことを明かし、「このサングラスは撮影とは別に選ばせてもらったもので、なんとUV99.9%カットレンズなのです!可愛くって軽くて機能的なんて最高です」と綴り、写真4枚とともに投稿した。

 写真は、黒いタンクトップにピンク色の丸縁サングラスを身につけ、自撮りをする潮田さんの姿だ。カメラに向かって微笑む姿に加え、サングラスを少し下にずらしたり、上向き気味に掛ける様子など色々なポーズを披露している。

 この投稿をチェックしたファンからは「どこの女優さんかと思った」「新たな魅力!」「ファンキー感と美ボディ感が妙にマッチしてる」「わぉ!セレブ」「大人の色気出てますネ」「カッコいいー!」「めちゃめちゃ似合ってる」などとコメントが数多く寄せられている。

 いつもの可愛らしい潮田さんとのギャップある姿に魅了されている様子だ。

構成●THE DIGEST編集部

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五輪2連覇の林丹が引退 バドミントン男子

引用元:時事通信 バドミントン男子シングルスで、2008年北京、12年ロンドン両五輪を連覇した林丹(36)=中国=が4日、現役引退を表明した。自身のSNSで「体力的に限界で痛みもあり、これ以上対等に戦えない」などとつづった。 林丹は世界選手権も5度制したが、16年リオデジャネイロ五輪は4位に終わるなど、近年は成績が落ちていた。東京五輪代表入りへは厳しい状況で、元1位の世界ランキングは19位となっている。(AFP時事)。 ...
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林丹が現役引退を発表 バド男子のスター、2個の五輪金メダル

林丹が現役引退を発表 バド男子のスター、2個の五輪金メダル

【AFP=時事】(更新)バドミントン男子、五輪で2個の金メダル獲得を誇る林丹(Dan Lin、リン・ダン、中国)が4日、現役引退を発表した。これにより、2008年北京五輪と2012年ロンドン五輪で金メダルを手にし、史上最高の選手との呼び声も高い36歳の元王者は、来年の東京五輪には出場しないことが決まった。

【特集】写真で振り返るバドミントン選手のビフォーアフター

 林は中国版ツイッター(Twitter)の「新浪微博(Sina Weibo)」で「家族やコーチ、チームメート、ファンの皆さんは、絶頂のときも苦しいときも一緒についてきてくれた」「愛するこのスポーツにすべてをささげてきた」と述べ、この投稿はすぐさま拡散した。

 五輪で2個の金メダルを手にしたほか、世界選手権(TOTAL BWF World Championships)を5度制し、世界ランキング1位にも長く君臨した林は、全盛期には「スーパー・ダン」の異名を取ったが、近年は年齢や故障に苦しむ中で尻すぼみになっていた。

 これまでも常に東京五輪出場への意欲を口にしていたが、現在の世界ランクが19位であることに加え、新型コロナウイルスの影響で大会は1年延期となり、自身最後の五輪で有終の美を飾るという夢の実現は難しい状況でもあった。

 しかし、林は自身の体が限界を迎えたと明かし、「現役としてのキャリアを延命できるよう、苦しいときはいつも『忍耐』という言葉を言い聞かせてきた」「若いときのように単純にランキングを追い求めるというよりも、ここ数年は『ベテラン』選手の体の限界に挑戦し、絶対に諦めないというスポーツ精神を体現してきた」「だが、体の状態や痛みによって、仲間と一緒に戦うことができなくなった」と語った。

 男子バドミントン界では昨年、林の最大のライバルで友人でもあるマレーシアのリー・チョンウェイ(Chong Wei Lee)氏も現役を引退。両者は数年前まで10年以上にわたり、競技の頂点に君臨していた。【翻訳編集】 AFPBB News

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来春閉校の県立高校 人数不足のバスケ部が必死に守り抜いたユニホーム

来春閉校の県立高校 人数不足のバスケ部が必死に守り抜いたユニホーム

 新型コロナウイルスの影響で今夏、さまざまな競技大会が全国規模で中止に追い込まれ、晴れの舞台を失った高校スポーツ界。各競技団体などがそれぞれ工夫を凝らし、独自の代替大会が準備・開催される中、特別な思いで部活動に汗を流す高校生アスリートがいる。来春閉校する宮崎県立都農(つの)高(梅津政俊校長、72人)の生徒たちだ。コロナ禍に見舞われる中、“高校生活最後の試合”に臨む姿をカメラで追った。 (写真と文・佐藤雄太朗)

 男子バスケットボール部は昨年6月の新チーム発足時、大会に出場するには部員2人が足りなかった。都農高単独で高校総体県予選に参加するためには部員を補う必要がある。不足のままだと他校と合同チームを組むしか出場できない。それは「TSUNO」のユニホームとのお別れを意味した。「最後まで、いや、最後だからこそ、TSUNOにこだわりたい」。主将の橋口晃之(17)、児玉竜基(17)、脇園光星(18)が奔走し、やっと新入部員3人の勧誘に成功した。

 高校最後の晴れ舞台に向けて万全の態勢を整えると、自然と練習にも熱が入った。そんなさなか、新型コロナウイルスの感染が広がった。学校は臨時休校となり、高校総体も中止へ-。突然の変化に、何も考えられなくなった。

 高校バスケットボールは毎年冬に開催される全国高校選手権(ウインターカップ)も憧れの舞台の一つ。しかし進学や就職活動が控えるため、当初から県予選の辞退が決まっていた。

 「自分にとって、学校にとっても最後のユニホームが…」と、肩を落とした橋口主将。「このまま終わるのか」

 そこで立ち上がったのが脇田亜門顧問(28)。「学校はなくなるが、10年、20年先も続く仲間であってほしい」。高鍋高男子バスケットボール部の吉野栄造顧問(41)に相談して、地元5校の3年生による“引退記念の交流試合”を開催することが決まった。

 6月14日、高鍋高の体育館。最後の試合の終了間際に笑顔で円陣を組むと、「TSUNO」と書かれた白いユニホームが輝くようだった。「一緒に汗を流した絆は卒業後も続いていく」。部員みんなが確かめ合った瞬間のように感じた。

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 ◆宮崎県立都農高 1952年に県立高鍋高都農校舎として発足し55年から都農高。2000年代に入り少子化が続き、16年に高鍋高との再編統合が決定、21年春に閉校する。現在の全校生徒は3年生のみ72人。体育系の部活は男子バスケットボール部、バドミントン部、水泳部、剣道部、空手道部。所在地は宮崎県都農町川北4661。西日本スポーツ

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来春閉校の県立高校 部員1人の空手部、異動になった顧問に見せたい姿

来春閉校の県立高校 部員1人の空手部、異動になった顧問に見せたい姿

 新型コロナウイルスの影響で今夏、さまざまな競技大会が全国規模で中止に追い込まれ、晴れの舞台を失った高校スポーツ界。各競技団体などがそれぞれ工夫を凝らし、独自の代替大会が準備・開催される中、特別な思いで部活動に汗を流す高校生アスリートがいる。来春閉校する宮崎県立都農(つの)高(梅津政俊校長、72人)の生徒たちだ。コロナ禍に見舞われる中、“高校生活最後の試合”に臨む姿をカメラで追った。 (写真と文・佐藤雄太朗)

 空手道部の大橋陽菜(17)には今、かなえたい希望がある。それは12日に行われる高校総体県予選の代替大会で、高校1年までお世話になった恩師の小玉和清先生(54)に、成長した自分の姿を見てもらうこと。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、スタンド観戦は部員や保護者に限られるからだ。

 1年の入部当初、一緒に練習した3年の先輩がいたがまもなく引退。2年になるとそれまでの恩師で顧問の小玉先生が異動になった。それからは練習の場を幼稚園から通っていた地元の道場に移した。

 昨年9月、県新人戦では組手中量級で2位となり九州大会にも出場。「小玉先生にはもっともっといろんな指導を受けたかった」

 大橋は「小玉先生に見てもらうのは、難しいかな」と話しながらも、「たった1人の部員だったけど、都農高を背負う気持ちで汗を流してきた」。持てる力のすべてを出し切る覚悟だ。

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 ◆宮崎県立都農高 1952年に県立高鍋高都農校舎として発足し55年から都農高。2000年代に入り少子化が続き、16年に高鍋高との再編統合が決定、21年春に閉校する。現在の全校生徒は3年生のみ72人。体育系の部活は男子バスケットボール部、バドミントン部、水泳部、剣道部、空手道部。所在地は宮崎県都農町川北4661。西日本スポーツ

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来春閉校の県立高校 一人ぼっちの剣道部員は「団体戦に憧れていた」

来春閉校の県立高校 一人ぼっちの剣道部員は「団体戦に憧れていた」

 新型コロナウイルスの影響で今夏、さまざまな競技大会が全国規模で中止に追い込まれ、晴れの舞台を失った高校スポーツ界。各競技団体などがそれぞれ工夫を凝らし、独自の代替大会が準備・開催される中、特別な思いで部活動に汗を流す高校生アスリートがいる。来春閉校する宮崎県立都農(つの)高(梅津政俊校長、72人)の生徒たちだ。コロナ禍に見舞われる中、“高校生活最後の試合”に臨む姿をカメラで追った。 (写真と文・佐藤雄太朗)

 「自然と涙があふれました」。剣道部の黒木謙始呂(17)は、今夏の高校総体中止の第一報を聞いたときをそう振り返った。

 部員は1人。練習相手を求めて町の道場に通うなどして腕を磨いてきた。「母校の名にかけて勝負する団体戦に憧れていた。でも結局、高校3年間、果たせなかった」。その分、個人戦にかける気持ちは人一倍強かったが、県予選も中止になりかなわぬ夢となった。

 新型コロナウイルスの影響はなおも続き、通い慣れた道場は利用できないため、今は学校の武道場で黙々と竹刀を振る日々だ。代替大会は9月。「高校生活最後の試合。勝ち負けにこだわらず、その先にある、心技体そろった剣の道を追求したい」。額に無数の汗を浮かべ力を込めた。

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 ◆宮崎県立都農高 1952年に県立高鍋高都農校舎として発足し55年から都農高。2000年代に入り少子化が続き、16年に高鍋高との再編統合が決定、21年春に閉校する。現在の全校生徒は3年生のみ72人。体育系の部活は男子バスケットボール部、バドミントン部、水泳部、剣道部、空手道部。所在地は宮崎県都農町川北4661。西日本スポーツ